切り花を長持ちさせる工夫

もくじ

冬は夏よりも切り花が長持ちするので、お庭のから花を切ってきて、切り花を楽しむのにおすすめです。

少ない量の花でも短い花でもバランスを考えて小さい花瓶に入れて置くだけでも、華やいだ雰囲気になります。

庭の花を花束にしてちょっとしたプレゼントにするのもいいですよ。

切り花を長持ちさせるポイントについて紹介します。

水切りは必ず

花びんにいける前に水切りをします。

水切りとは、茎の先を水に浸した状態で茎を切ることです。

茎は斜めに切り、水を吸い上げる面が多くなるようにします。

そうすることで水揚げがされて花が元気になります。

切れ味の良い刃物や花バサミなどを使うことも重要です。

花びんの管理

水に雑菌が繁殖しないようにするためには、花びんの管理も必要です。

洗って乾燥させ、清潔な状態にしておきましょう。

花の量や花の長さによって花びんを選び、余分な葉を取り除くことが雑菌の繁殖を防ぎ、切り花が長持ちします。

切り花を生けるとき、水の量が多いとしっかり水を吸い上げてくれます。

一方で、水に浸っている茎は傷みやすく、水も腐りやすくなってしまうので注意が必要です。

咲き終わりに近づくにつれ、枯れた花を取り去るなどして、生けている花全体の量も変わったら、水量も加減しましょう。

葉が水に浸かったままでは、水が腐りやすくなるので、水に浸かってしまう部分の葉は、生ける前に必ず取り去ります。

切り花を飾るのに適した場所

切り花は、急激な温度の上昇や強い風が苦手なので、切り花を飾るときには、明るく、室温が高くなりすぎない場所を選びます。

強風や直射日光のあたる場所、冷暖房器具の近くには避けて飾ります。

水の雑菌を抑えることが重要

切り花を長持ちさせるために、毎日水替えをします。

水を腐らせないという観点では漂白剤や酢を入れることで雑菌の繁殖を抑えることもできますが、入れすぎると花を傷める原因にもなるので、漂白剤は水300mlに対して1滴垂らすだけ、お酢は水200mlに対して小さじ1杯以下を混ぜて使います。

水に浸かっている茎の先も、時間が経過して切り口に雑菌が繁殖することで、吸い上げが悪くなるので、毎日少しずつカットすると、花が長持ちします。

茎を切っていくことで水に浸かってしまう葉もありますので、その場合は取り去ってから生けます。水と茎に雑菌が繁殖しないように気をつけると、花束を長く楽しむことができます。

長く楽しむためには毎日手をかけてあげることが大切です。

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