春の花の楽しみに向けての準備
少しずつ日が長くなって、つぼみや花が咲く季節に近づいていると思うと、うれしい気持ちになります。
春になる前の準備として、この時期は春の花選びと、それに合った土づくりです。
培養土も買いますが、古い土も手を入れて生き返らせる作業もします。
土は植物にとってとても大切なので、そのまま再利用すると、植物のための養分が失われていたり、前の植物の根などのゴミが混ざっていたりするので、植物が上手く育たない場合があります。
土の再利用のための作業
土をふるいにかける
荒目→中目→細目とふるいにかけて、植物の根や枯れ葉、使用済みの肥料かすを取り除きます。鉢底石は取り分けて洗ってから再利用します。
土を消毒する
冬の場合は熱湯をかけてから屋外で寒さにさらし、2-3週間に一度かき混ぜます。
肥料や腐葉土などを混ぜる
腐葉土などの有機物を混合して土のバランスを整えます。有機物は古い土に対して半分くらい配合します。
徐々に溶け出す粒状の肥料も追加します。
再利用する土は、できるだけ前に利用した植物とは別の「科」の植物に利用します。
「科」が異なれば、集まる土壌微生物が異るので、特定の微生物が増えすぎず、連作することでの障害を防ぐ事ができるのです。
農業が輪作をしている原理と同じです。
花を植える前には雑草を処理
暖かくなると雑草が芽を出し始めます。花を植える前の場所をチェックしておくことも忘れずに。
雑草の種はどこからやってくるのかというと、たんぽぽのように風にのってやってきたり、
鳥のフンに入っていたり、人の靴の底について移動したり、猫などにくっついて運ばれたりします。多年草の雑草の場合は、地面の下に根が隠れていたり、種が冬を超えている可能性もあります。
グリホサートで効率よく雑草に対処
雑草の成長は早いですし、根を広げる前に対処することが大切です。
手軽に対処できるようにグリホサート系除草剤を常備しておきます。
グリホサートは樹木にも利用できるので、お庭のレイアウトを変えたい時にも助かります。
使用する際には天気予報も確認してから使用します。展着剤などの効果でグリホサート 雨に強い商品もあるのでラベルを確認しておくことも大切です。
グリホサート 除草剤は根本に散布しても土壌処理効果はありません。土壌粒子に吸着して除草剤としての効果を失い、雑草の根から吸収されることはなく、微生物により分解されます。
グリホサートは何日で効果が出るかと、2-7日くらい後のようです。
植物の種類やグリホサートの商品によっても違うので、事前に調べておくと安心かと思います。気温の低い時は枯れるまで時間がかかるようです。